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翻訳者・通訳者、茶道裏千家准教授の大槻美幸先生に御講演をしていただきました

中国語コース|2023.11.20

 11月17日、中国語の翻訳者・通訳者としてご活躍されている大槻美幸先生をお招きし、中国語コースの「翻訳の方法Ⅰ」授業で「翻訳の仕事と茶道を通じた日中文化交流」と題した講演をしていただきました。
 大槻先生は翻訳会社を営み、長年中国で翻訳・通訳の実務に携わる傍ら、中国語教育史の研究を続けられ、北京外国語大学中国語言文学学院で博士学位を取得されました。茶道裏千家准教授(茶名:松井宗幸)でもあり、北京外国語大学日本語学院で日本文化講座の教鞭を執り、茶道の普及発展に尽力されました。2023年2月、茶道を通じた日中間の相互理解促進、友好親善への功績が称えられ、在中国日本大使館より在外公館長表彰も受賞されています。
 御講演では、外国語の習得が自らの世界や視野を広げてくれるカギになること、効果的な中国語の学習法について、同時通訳の舞台裏のほか、語学のモチベーションアップには旅行や食べ物、中国ドラマ、映画、歌手、文学などに興味を持つことが有効であると紹介がありました。ご自身の研究である近代の北京官話教科書―トーマス・ウェード著『語言自邇集』、これを基に1879年廣部精が編纂出版した日本最初の北京官話教科書『亜細亜言語集』のほか、中国には日本の茶道に関心を持ち、学ぶ人が増えていること、北京外国語大学日本語学院茶室「静友庵」、茶道裏千家北京同好会の茶室「青交庵」において中国語で茶道の指導活動を行った経験談など、中国語を活かした文化交流に関するたいへん興味深いお話をたくさんご紹介くださいました。
 その後、卒業論文を作成中の大濱ゼミ(「中国語専攻演習Ⅲ」)の学生たちと交流を深める機会を持ちました。現在、日中恋愛論の比較研究に取り組んでいる4年生に、現地の若者の間で流行している中国恋愛ドラマを挙げてくださるなど、盛り上がりました。大槻先生、貴重な機会をいただきどうもありがとうございました。益々のご活躍をお祈りしています。

神戸で中国語を学ぶ:神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部

https://kobegakuin-gc.jp/

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