仁科恭徳教授がベルギーのゲント大学(Ghent University)で8月17日から4日間にわたり開催された第17回ヨーロッパ日本研究協会世界大会(17th International Conference of the European Association for Japanese Studies<EAJS>)にパネリストとして参加しました。
モニター上はパネリストの仁科教授
オックスフォード大学客員教授として英国・ロンドンに滞在している仁科教授がオンラインで参加したのは、最終日の8月20日午前中に開催された 「Japanese language corpora: challenges, new developments and applications」(日本語コーパス:課題、新展開、応用)のセッションで、他にはオックスフォード大学のアンナ・シャルコ(Anna Sharko)さん、ダイ・シ(Dai Shi)さんがパネリストとして現地で登壇しました。また、討議者(Discussant)にはオックスフォード大学のビャーケ・フレレスビッグ(Bjarke Frellesvig)教授が現地で登壇しました。
特に、昨今話題のAI Chatbot(ChatGPTをはじめとする人の音声や入力された文章に自動で会話するプログラム)やDeepL(深層学習)などの機械翻訳に関する話題も取り上げながら、コーパスとは何か、パラレルコーパス言語学とはどのような学問か、機械翻訳の歴史、現在のニューラル翻訳の現状、機械学習データの重要性、LSP(Language for Specific Purposesの略、特定の目的のための言語)という概念がどのように辞書編纂(さん)や言語教育、機械翻訳の発展に貢献し得るのかなど、90分間分かりやすく話しました。 詳しくは、JACIのこちらのページに。