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【学術シンポジウムを開き、DXと言語教育の行方を考えました】

学部|2023.10.24

グローバル・コミュニケーション学部の学術シンポジウムが10月14日、神戸市中央区のアンカー神戸(神戸三宮阪急ビル15階)で開かれ、「デジタルトランスフォーメーション(DX)と言語教育の行方」のテーマで専門家が講演し、議論しました。

開会あいさつする大濱学部長

冒頭、大濱慶子学部長が、「コロナ禍を境に教育現場は大きく変化しています。中国語コース4年次生が対象の『翻訳の方法』という授業では、Vlogで動画発信し、AIを使って好きな音声を吹き込むという試みも始まりました」と、開会あいさつで述べ、デジタル技術を使った最近の言語教育の一端を紹介しました。

仁科恭徳教授

仁科恭徳教授が「コーパス、機械翻訳、そしてAIの現在」のテーマで研究内容を紹介しました。電子コーパスが誕生してからは辞書の編纂(へんさん)作業で、語句の意味や訳語の記述が大幅に変わり、進化したとの説明で始まりました。又、現在の機械翻訳や英語校正ソフト、ChatGPTなど生成AIの概要について紹介しました。
国立国語研究所の宮川創助教は「生成AIを活用した言語教育」と題して話し、教育現場での生成AIの活用方法の実例を示しました。米国のトランプ前大統領の音声を模して生成AIに英文を読み上げさせると、そっくりな声色とテンポに会場から思わず笑いが漏れました。

日本ムードル協会初代会長の原島秀人・前橋工科大学名誉教授は「Moodleで可能な拡張言語学習活動」のテーマで話し、オンラインで授業を行うために開発されたeラーニングのシステム「ムードル」のさまざまな機能を紹介しました。

最後に英語コースの東淳一教授が「合成音声と言語教育―過去・現在・未来」と題して話し、「TTS音声合成サービス」の最近の発展ぶりと、教育現場での活用の可能性を論じました。TTSは文章から自然な音声を生成する「Text-to-Speech」を意味し、高品質な合成音声で架空のアナウンサーが英文を読み上げる事例を紹介しました。サービスの教育現場での活用例としては「反復会話練習の相手方の音声や文型練習のモデルとして利用できるのではないか」と述べました。

総合討論では、ゲスト・コメンテーターの国立国語研究所の前川喜久雄所長(名誉教授)が「AIと言語研究・言語教育」と題して現在までの自身や専門家の研究を振り返り、「大規模言語モデルの研究に携わってきたが、生成AIによって『End-to end(入力から出力までダイレクトに音声を認識できる仕組み)』の処理を可能にした表現学習(の進歩)は衝撃だった」と述べました。

詳細は大学サイトからご確認いただけます。


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【11月2・3日 大学祭】荒島ゼミがKPCで出展します。ぜひ来てください!

英語コース|2023.10.24

SDGs AICHI EXPOにブース出展した荒島ゼミ4年次生が、さらにパワーアップして、KPCにて11月2・3日に開催される大学祭に出展します。

☆ゼミ生から☆
Our sustainable future continues with 3K(共感、共存、協力) をテーマに私達は今まで2030年以降の世界について研究を進めてきました。

それを踏まえて、新しいSDGsの提案とSDGsの達成意識を高める事を目的とした出展をします!

クイズやパズルなどのゲーム形式で参加出来るので、どなたでも楽しく学んでいただけます!

また、私達の研究により興味を持った方や文化祭に来られなかった方の為に詳細情報を掲載したホームページもご用意しています。
是非ご覧になってください!
https://sites.google.com/kgumun.com/go-beyond-the-sdgs-2023/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

☆アンケートのご回答依頼☆
引き続き、「未来の地球についてのアンケート」へのご回答ご協力もお願いします!
アンケート⇒ https://forms.gle/nRLDPmtNgHhkkKaA9


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英語コース4年生の2名が教員採用試験(中学校・英語)に現役合格しました!

学部|2023.10.10

英語コース4年生の橋本未来さん(写真左)、石井咲良さん(写真右)が令和6年度福岡県公立学校教員採用選考試験(中学校・英語)に合格しました。合格までの道のりや後輩へのメッセージをお聞きしました。

教師を目指そうと思った理由を教えて頂けますか。

石井さん:小学校、中学校、高校と沢山の教員に様々な場面で助けられたので私も同じように悩みや問題を抱えている生徒の助けになりたいと思ったからです。なぜ中学校教員なのかというと出会ってきた方の中で一番親身になって相談に乗ってくれた方が中学校の先生だったからです。

橋本さん:中学校の英語の先生の授業を受けたことと高校の先生に助けてもらったのがきっかけです。私自身英語があまり得意でなく、苦手意識がとてもありました。中学校時代の先生の授業は、アクティビティが多く、とても楽しかったのを今でも覚えています。授業を受けていく中で、英語の面白さに気づき、私も英語の楽しさや面白さを子どもたちに教えたいと思いました。その他にも、高校生の時に精神的に病んでしまったときに、当時の担任の先生が全力でサポートしていただき、私も生徒のために何かしたいと思いました。

グローバル・コミュニケーション学部での学びについて教えて頂けますか。

石井さん:グローバル・コミュニケーション学部には、今まで学んできた知識をアウトプットする授業が沢山あります。オールイングリッシュの授業もあるのでリスニングの力もつきます。また、ホスピタリティや観光学、心理学を学ぶことができるので将来への視野が広がります。三回生は全員留学するというカリキュラムが組み込まれているので留学したいと考えている人はすごくお勧めです。

橋本さん:グローバル・コミュニケーション学部では、基礎英語を中心に多くの時間英語に触れることができました。そのほかにも文化について学び、実習の授業や模擬授業の導入で用いたこともあります。1年目は新型コロナウイルスにより思うように教科教育の授業等を受けることができませんでした。そんな中でもイギリスに渡航して現地で様々な教育を受けることができました。留学での経験も強みとなり自分の自信へつなげることができました。

この4年間の大学生活はどのようなものでしたか。

石井さん:一回生の時にコロナが流行り、私は一年間家で遠隔授業を受けていました。二回生からは遠隔授業、対面授業のハイブリット型になり家や大学で講義を受けました。三回生の時にはカナダへ留学に行きました。私は社交的ではありませんでしたが、留学後、行動力が身に付いたのか外によく出るようになりました。そして四回生になると友達と展示会や博物館、カフェによく行くようになりました。教員採用試験の勉強をするときは大学にある教職教育サポート室*へ行っていました。

橋本さん:私はスクールサポーター制度等には参加していませんでした。でも、今思えば行っておいた方がよかったなと少し後悔しています。

大学3年の後期から大学内にある教職教育サポート室に行き、専門科目(英語)を中心に勉強をしていました。そこでは教員採用試験の試験対策や英検対策など様々なことを先生がサポートしてくださりました。模擬授業練習会等にも積極的に参加し、授業スタイルの確立や自分の課題を見つけることができました。

お二人が考える理想の教師像とはどのようなものですか。

石井さん:生徒全員に対して平等に接し、生徒の言動をなるべく否定せず信じる教師が理想だと考えています。生徒から頼られるにはまず、教師が彼ら、彼女らを信じ、生徒から相談に乗ってくれる人であると思ってもらうことが大切です。安心して悩み事を相談してくれるように普段から生徒とコミュニケーションを取り、何か普段と違ったことがあれば気にかける、寄り添うようにしたいです。

橋本さん:私の理想の教師像は、生徒ともに成長できる教師です。中学生は一番多感な時期であると思います。そのなかで、生徒が成長していく姿を見られることがこの仕事の中のやりがいだと考えています。自分自身も生徒から学ぶことがたくさんあると思います。生徒とたくさん関わり自身も成長できるようにしていきたいです。

最後に学校の先生を目指している英語コースの後輩達へメッセージをお願いします!

石井:勉強は早めに取り組んでください。また、一人で黙々とするのではなく、同じ志を持った友達と勉強したり経験豊富な先生方を頼ったりしてください。調べものや勉強内容が沢山あるのでストレスを溜めすぎないように頑張ってください。

橋本:どれだけ頑張っても不安はついてきます。試験が終わるまでモチベーションを保つのは難しいと思いますが、今やっていることややってきたことは絶対結果につながると思うので自分を信じて頑張ってください。そして教員採用試験は1人で戦うのは大変です。一緒に戦う仲間を大切に切磋琢磨しながら頑張ってください。応援しています。

*教職教育サポート室
教職課程を履修する学生を様々な面で支援する神戸学院大学の施設。教育現場に立ち続けたベテラン教師から勉強の方法から進路の悩みまで、教職を知るプロが相談に対応してくれます。

神戸学院大学 教職教育センター

https://www.kobegakuin.ac.jp/cte/

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朝鮮大学校に留学している籔内りおさんからレポートが届きました(中国語コース)

中国語コース|2023.10.03

 韓国に来て1か月が経ちました。朝鮮大学校で韓国語と中国語を学んでいます。キャンパスはとても広く、教会のような外観です。また縦にも長いため、移動が大変です。韓国語の講義は留学生対象に開講されているため順調に学習に励んでいますが、中国語の講義は韓国の学生向けに開講されているため、理解できない部分もあります。さらに光州は訛りの強い地域のため、先生方が話す韓国語の聞き取りも難しいです。一緒に履修している韓国人の友人に協力してもらいながら、日々奮闘しています。
 留学前は韓国で中国語を学ぶべきか迷っていました。今では中国語学科を選択してよかったと感じています。1つの授業で2つの言語を学ぶことができ、何より私と同じように中国語を学ぶ韓国人の友人と出会えたことが大きな収穫となりました。中国語の授業のオリエンテーションの際、教授が私のことを紹介して下さったおかげで皆関心を持ってくれ、輪に入ることができました。特に、一歳年上の韓国の女子学生と仲良くなり、親交を深めました。
 留学中、たくさんの思い出を作りたいです。9月末の連休には、ソウルに行き韓国の伝統衣装を着て、髪を綺麗にセットしてもらい、たくさん記念撮影をしました。時代劇を初めて見た時から韓服を着ることが夢だったので、叶えることができて本当に幸せな時間でした。11月には釜山旅行の計画を立てています。ランタン祭りに行きたいです。カラオケやサウナ、ネイル、水族館見学・・・、留学中にしたいことリストが徐々に埋まっています。帰国までにリストを網羅し、中国語と韓国語を上達させるのが目標です(籔内りお)。

神戸で中国語を学ぶ:神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部

https://kobegakuin-gc.jp/

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荒島ゼミ4年次生が10月7、8日開催の「RAINBOW FESTA!2023」に出展します

英語コース|2023.10.02

荒島ゼミ4年次生が、卒業プロジェクトの一環として、「RAINBOW FESTA!2023」(性の多様性に関するステージやブース、パレードによる関西最大級のイベント)にブース出展します( https://rainbowfesta.org/)。
みなさまもぜひ、今週末は大阪市扇町公園に足をお運びください!

出展ブース名は KGU RainboW LaB。

ブースでは、来場者にアンケートに回答していただいたり、ゲームをしていただいたりして、LGBTQ+に関する社会的な課題認識と解決策について一緒に考えます。
また、国内外のセクシャルマイノリティの方、また関心を持つ方との交流を通して、LGBTQ+についてより理解を深め ます。
かわいいオリジナルステッカーと、LGBTQについて理解を深められるオリジナルパンフレットも用意しています。

LGBTQ+とSDGsとの関係などについて英語(+日本語)で世界に発信するホームページもご覧ください。
https://sites.google.com/kgumun.com/kgurainbowlab


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