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中国語コース1年生が南京町商店街振興組合の曹英生相談役にお話を伺いました。

2026.06.19

 入門ゼミナール講義の一環として、中国語コース一年生が、2026年6月17日に学外研修を実施しました。今回は南京町を訪問し、株式会社老祥記代表取締役・南京町商店街振興組合相談役の曹英生さんに南京町と老祥記の歴史と取り組みについてお話しいただきました。

 曹英生さんのお話は、まず、南京町の歴史として、1868年の神戸開港に際し、ヨーロッパ人とともに仲介人や「三把刀」を職業とする人々を中心に多くの中国人が神戸を訪れ、非常な賑わいとなりながらも、第二次大戦と神戸大空襲による衰退と連合軍駐留、治安の悪化により、戦後しばらくの間、南京町は荒んだイメージがあった、というお話から始まりました。

 そうした中で老祥記、ひいては南京町が発展していく過程について、いくつかのエピソードを中心にお話いただきました。老祥記が「豚饅頭」という名前の名付け親であり、「豚饅頭」という呼び方は老祥記初代曹松琪・千代夫妻の発案によること、メディアでの紹介が契機となって大盛況を迎えたことや、1970年代神戸の観光地化の動きに呼応する形で行政と協力しながら「春節祭」の創設をはじめとする多くのイベントを実施してきたことなど、様々な興味深いエピソードに、学生たちも時に笑い時に驚きながらお話に集中していました。

 こうして続けられてきた南京町の取り組みについて、曹英生さんは「先義後利」の精神でもって取り組んできたとお話しくださいました。その精神は阪神淡路大震災の際にも発揮され、被災した市民への炊き出しや支援を募るための様々な活動、そして復興を見据えたイベントの実施など、多くの事例を挙げていただきました。

 こうしたお話の合間に、曹英生さんがお持ちくださった老祥記の豚饅頭を賞品としたクイズも出題されました。学生たちは熱心にクイズに参加しましたが、その中でも「三把刀とされた職業は料理人・理髪師、あと一つは?」というクイズに「仕立屋」と即座に正答した学生がいたことは、出題した曹英生さんも驚かれました。

 お話のあとは曹英生さんと教員・学生らで記念撮影を行い、一部の学生は南京町でのフィールドワークも実施しました。曹英生さんのお話により、神戸と南京町、ひいては中国との深いつながり、そして神戸の国際性について理解を深めることができました。曹英生さん、ありがとうございました。

神戸で中国語を学ぶ:神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部