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【GC学部卒業生の髙木麻未さんが国際法学会主催「第11回小田滋賞」の奨励賞を受賞しました】
2024.09.09
グローバル・コミュニケーション学部を今春卒業した髙木麻未さんが在学時に執筆した卒業論文「宇宙軍備管理制度の制度設計に関する考察」が、国際法学会主催「第11回小田滋賞」の奨励賞を受賞しました。髙木さんは現在、青山学院大学国際政治経済学研究科修士課程で研究を続けており、今回は卒業生のうれしいニュースです。
小田滋賞とは、一般財団法人国際法学会が、国際法、国際私法、国際政治・外交史の分野における研究の普及を目的に設立した賞で、優秀な若手研究者の育成の促進をめざし、学部生、修士課程(博士前期課程)の大学院生、法科大学院生及び司法修習生の優れた投稿論文を顕彰する賞です。国際法学会2024年度研究大会期間中の9月3日に、福岡国際会議場で授賞式が行われました。
髙木さんは「この度は小田滋賞奨励賞を受賞させていただき大変光栄です。応募論文では、不遵守による影響が大きいにも関わらず、なぜ宇宙条約は柔軟性のある条項を含んだ形で締結されたのかということを考察しました。制度設計に関する先行研究の議論を援用し、特定の軍事技術の配備を規定する協定は柔軟性のある条項を盛り込みやすいという仮説を提示しました。しかし、枠組みの整理に注力しすぎたこともあり、仮説の妥当性を判断するために十分な分析を行うことが出来なかったので、より詳細な事例分析が必要であったように感じます。このような光栄な賞を頂くことができたのは、グローバル・コミュニケーション学部在籍時の指導教員である荒島先生、そして国際政治に関してコメントくださった法学部の山越裕太先生(准教授)のご指導の賜物です。この場をお借りし、感謝申し上げます。この喜びを胸に刻み、初心を忘れず研究に精進して参りたいと思います」と喜びの声を寄せました。