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GC学部の谷口真由美客員教授が「スポーツと人権」をテーマに講演しました

2024.10.10

グローバル・コミュニケーション学部の谷口真由美客員教授の「スポーツと人権」をテーマにした講演会が10月7日、ポートアイランド第1キャンパスで開かれました。

谷口客員教授はメディアでもおなじみの法学者で、友人でもある同学部の荒島千鶴教授が自身の担当授業を一般にも開放して実施しました。

「人権」の定義について、谷口客員教授は辞書的には「生まれながらに持つ権利」であり、英語では「Human Rights」と複数形なので、具体的で数えられるものだと述べました。抽象的で数えられない「思いやり」や「やさしさ」とは異なることも明確にし、世界人権宣言には30の権利が挙げられていることも紹介しました。

続いて「スポーツと人権」で問題となるスポーツ現場のハラスメントについて考えました。スポーツハラスメント(スポハラ)は暴力や暴言をはじめとして後を絶たないのが現状です。谷口客員教授は一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」(神戸市中央区)を今年3月に設立して代表理事に就任しました。同協会は「スポーツ現場における不適切行為全般」であるスポハラをゼロにすることを目標に啓発活動し、「スポハラ検定」も実施する予定です。同協会のホームページはこちら 

また、スポハラを許さない姿勢を強く押し出しているのはプロサッカーの「Jリーグ」だとして、「スポーツ現場におけるハラスメントとの決別宣言」をするために「セーフガーディング」という言葉を広めているとの説明もありました。Jリーグは「暴力や暴言そのほか成長や行動を阻害するさまざまなことから、あなたやあなたの大切な人を守る言葉が『セーフガーディング』」と紹介していることも知ることができました。

最後にスポハラに関連して、野外のキャンプでのハラスメントと防止対策についての説明もありました。