English Course英語コース
【セメスター留学便り(英語コース) カナダ・ヨーク大学】
2020.10.23
今年度のセメスター留学は、新型コロナウイルスの関係でオンラインで行われています。オンラインであってもGC生は、オンラインの特徴を生かしながら、留学生活を頑張っています。その様子をご報告します。
◇授業の内容について
Reading、Listening、Writing、Speakingの4技能をまんべんなく学習しています。毎週金曜日はWritingを授業中に取り組むのですが、テーマ、ルール等が先生から指定され、それに沿った形で約300語程度(制限時間75分)で書いていきます。Reading等も、大学で学んだ英語を生かすというよりも、実践的、発展的な内容です。単語を調べたり、授業外で予習して、わからない箇所をピックアップして先生に質問するなど、能動的な姿勢で課題を克服しています。先生も含めて全員が毎回笑顔を絶やすことなく、フレンドリーな雰囲気の中で授業が進んでいくので、私たちも常に次の日の授業が楽しみでいます。
◇こんなスキルが伸びています
授業で扱った文法もですが、週に一回ライティングプラクティスがあり、制限時間内にtopicに沿った文章を書かなければなりませんでした。限られた時間の中で助けなしで文章を考えるのは難しかったですが、英語の表現力が上がった気がします。そしてなにより、speakingとlisteningのスキルが伸びたように感じます。先生が生徒に積極的に発言するように促してくれたり、ブレイクアウトルームを作り2,3人になって会話したり(英語オンリー)会話の機会をたくさん作ってくれました。
今までの英会話の場面では、日本人の先生や、日本語が流ちょうに話せる外国人の先生であったり、友達に日本語で聞いてしまうなど、最終的には日本語に頼ってしまうことがしばしばありました。しかし、当たり前のことかもしれませんが、私たちの先生は日本語が分かりません。そのため、伝えたいことを、自分の英単語力を使って伝えなければなりません。最初のほうは、伝えたいことが伝わらずに、苦労しました。しかし授業を重ねていくにつれ、それらも改善していき、少々の冗談を交えて笑いが取れるようになるなど、英語のコミュニケーション力が上がったとも思いますし、これからも改善していくつもりです。
◇Conversation Partnerプログラムについて
Conversation Partnerでは、ヨーク大学の学生とオンラインで会話ができる、ヨーク大学独自のプログラムです。週に2回、日程と時間をウェブサイト上でアポイントを取り、参加します。参加したい(できる)時間や日にちを自分で決めることができるので、忙しくても取り組むことができます。1つのグループには先生含めて4人までで、1回約20分間です。神戸学院大学の学生だけでなく、他国の留学生も参加してきます。トピックは趣味や流行、カナダについて等、まるで現地、対面で英会話しているかのようなので、毎回が充実した時間になっています。それと同時に、いくら英単語、文法、読解力があっても、話すことができなければ、あまり意味がないことも痛感しました。英語は数学や理科などの科目ではなく、コミュニケーションのためのツールであることも、再認識させられています。
◇こういうことにチャレンジします!
今回のオンライン留学で、自分たちのつたない英語でも外国の人と会話できるという感覚がつかめた気がします。特に前日にあったことを先生に聞かれることが多く、普段の自分の日常を英語に置き換えることが多いです。そうすることによって、特別な内容ではなく、日本で友達と話しているような内容でも外国の人と話せるという経験を積めました。この経験を活かし、もっとspeakingとlisteningのスキルを伸ばしつつ、外国の人がいる場に行ってコミュニケーションを積極的にとってみたいです。
◇最後に
オンライン留学が始まって初回の授業は、メンバーの緊張が顔に伺えました。先生が話す英語も、とても速く感じ,「Are you nervous?」と何度も聞かれる始末でした。しかし、授業が進むと共に、先生のフランクな口調が私たちを手助けし、みんなの緊張も解け、積極的に挙手し発言することができました。ですから自分の後輩たちが留学(またはオンライン留学)に行く際には、なによりもまずリラックスして授業に臨んでほしいです。そして、恥ずかしがらずに発言してほしいです。ぜひ、頑張ってください!
報告
グローバル・コミュニケーション学部 英語コース
曽我 勇介、坂本 雄基
神戸で英語を学ぶ:神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部