Topics中国語コース
人文学部の3ゼミとGC学部の千田ゼミが大学祭の学術イベントとして一般公開の卒業論文中間発表会を実施しました。
2025.11.26
有瀬キャンパスの大学祭に合わせて、人文学部の大原ゼミ、北村ゼミ、鈴木ゼミとグローバル・コミュニケーション学部の千田ゼミに所属する4年次生による一般公開の卒業論文中間発表会が11月2日、有瀬キャンパス11号館で行われました。
大原ゼミと千田ゼミは合同で、研究発表を行いました。活発な質疑応答があり、卒業研究の仕上げに向けて、不足しているところ、やるべき事柄など、多くのアドバイスを受けました。普段は交流の無い二つのゼミの合同発表で、それぞれのゼミ生は緊張感を持って発表に臨みました。

自身の卒業研究題目を模索している後輩たちは、先輩たちの研究成果や方法について、真剣に耳を傾けていました。

鈴木ゼミでは、文化継承や地方活性化、震災からの復興過程で特産物が果たす役割など、多岐にわたる卒業研究テーマで発表しました。一般の来場者の参加も多数見られ、ゼミ生は緊張した表情でしたが、自身が調査してきた内容や、調査の過程で考えたことなどを堂々と発表することができました。

北村ゼミでは、15人が卒業研究の内容をスライドで発表しました。2年次の北村ゼミ生もオブザーバーとして参加しました。内容は中世の伝承から近代の革命や帝国主義、20世紀の世界大戦やナチ・ドイツのユダヤ人迫害、現代の移民問題に至るまで多種多様で、「世界史をテーマとすれば、どのような研究でもOK」という北村ゼミの特徴が表れていました。
例えば、実在したかどうか論争のあるアーサー王伝説を取り上げた学生は、日本のサブカルチャーでアーサー王が女性として登場するのはなぜかという問題に取り組みました。また、産業革命を取り上げた学生は、産業革命によって労働者の食事が簡素化されて「まずいイギリス料理」のイメージができたとする定説を、イギリス帝国でのカレー料理の発展という観点から批判的に分析しました。

長丁場となったにもかかわらず、学生たちは熱心に報告と質疑応答を行い、活気のあふれる会となりました。大学祭の学術イベントとして開催されたこともあり、一般の方の観覧も多く、多様なテーマでの報告に満足していただけた様子でした。

神戸で中国語を学ぶ:神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部
