Topics中国語コース
中国語コース1年生が神戸華僑歴史博物館を見学しました。
2025.07.03

2025年7月2日(水)、中国語コースの1年生が、入門ゼミナールにおける学外研修の一環として、神戸華僑歴史博物館を見学しました。まず、呉宏明・神戸華僑歴史博物館館長より、「神戸華僑歴史博物館について」というテーマでお話いただきました。創立46年を迎えた神戸華僑歴史博物館を設立した陳徳仁氏による設立理念のお話に始まり、来館者数の変遷や運営方式、館を支える財政などについてもお話しいただきました。さらに、神戸華僑歴史博物館で実施してきた企画として、神戸出身の華僑でもある陳舜臣氏の特別展をはじめ、様々な特別展についてもご紹介いただきました。神戸華僑歴史博物館入口の書架には、特別展に関連して陳舜臣氏の作品も配架されていました。また、博物館での活動として、華僑の方々への聞き取りの実施と、その成果の出版・公刊についてもお話しいただくなど、神戸華僑歴史博物館の歴史・運営・活動について、大変詳細にご教示いただきました。

続いて、館内の展示物を見学しました。その際、呉先生からは、展示物それ自体に注目するようアドバイスがあり、国産品生産の八割を兵庫県が担い、神戸華僑が販売拡大に大きく活躍したマッチを例として、その来歴をお話しいただき、学生たちの鑑賞の手引きとしていただきました。呉先生のお話を踏まえ、学生たちは思い思いに興味のある展示物を鑑賞し、そこから得られた知見や感想をまとめ、呉先生にお渡しいたしました。



今回、神戸華僑歴史博物館の歴史や発展、そして展示物を通して、本学の位置する神戸市における多文化共生社会の一端に触れ、学習する機会を頂戴した神戸華僑歴史博物館の皆様、ならびに興味深いお話をお聞かせくださった呉宏明先生に、改めまして心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
神戸で中国語を学ぶ:神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部