Topics中国語コース
「ビジネス中国語Ⅰ」の授業で関西国際空港にあるチャイナエアラインのチェックインカウンター見学を行いました。
2024.12.04
12月1日(日)、「ビジネス中国語Ⅰ」の授業の一環として、関西国際空港にあるチャイナエアラインのチェックインカウンター見学を行いました。
「ビジネス中国語Ⅰ」は中国語コースの学生が、3年次後期から選択できる実践中国語科目の一つです。ホスピタリティ業界の中でも特に航空業界に焦点を当て、航空業界で多用する専門用語だけでなく、チェックイン業務、予約・発券業務、搭乗業務、客室業務、そして到着業務の一連の業務においてどのように中国語を用いてサービスを行うかについて学んでいます。
12月1日(日)の空港見学では、まずグループに分かれて空港を見て回り、空港で勤務する仕事にはどのようなものがあるのかワークシートに記入し確認しました。学生からは「空港はただの交通のハブではなく、さまざまな業務が連携し合い、スムーズな運営が成り立っていることを実感しました。案内係、保安検査員、貨物管理など、それぞれの業務が重要な役割を果たしており、一つでも欠ければ大きな混乱が生じることを知りました。」との感想が寄せられました。
その後、チェックインカウンターエリアに入らせていただき、実際のチェックイン業務を見学しながら、チャイナエアライン関西空港旅客サービス部 部長の藤田伸明氏に業務内容についてご説明いただきました。チェックイン業務の内容にとどまらず、飛行機一便を運航するのにどれだけの部署・人が連携して動いているのか、グランドスタッフに必要とされる資質や語学力、仕事のやりがいや大変なことなどをこれまでのご自身のキャリアや経験談などを織り交ぜながらわかりやすく説明して下さいました。また、チャイナエアラインの空港業務を受託しているGHA(グランドハンドリング会社)のスタッフの方々にも、空港地上スタッフを志望した理由や仕事の魅力などをお聞きすることができました。
見学に参加した学生から多くの感想が寄せられましたがここではその一部を紹介します。
・私の中で印象に残っていることがあり、関西空港でトラブルが起き、飛行機が飛ぶことができない際に藤田さん達職員の方々が三日三晩ほとんど寝ずに対応されたというお話です。24時間営業で様々なお客様が来られる中、疲労や忙しさで極限状態でありながら罵声を浴びせる方の対応をしたり、客室乗務員や運行乗務員の乗務制限を考えながら働かれていたと聞きました。自分ならとうに限界を迎えて投げ出したくなるような状態でも働かれていて、尊敬をせずにはいられませんでした。
・今回の空港見学を受けて、今まで航空業界は大変そうで自分には向いていないと自分から苦手意識を持ってしまっていましたが、実際に空港で働いている人や仕事を見て、はやり大変ではあるけれど自分も興味があり、憧れる仕事だと再認識しました。何度も旅行で利用している関西国際空港でしたが、客として利用したことしか無かったため、今回貴重な話を効くことができ、とても有意義な時間となりました。
・お客様だけでなく、地上や機内で一緒に働く仲間にも「またこの人と同じフライトがいい」と思ってもらえる客室乗務員になることが、私の目指す姿です。春から航空業界へ足を踏み入れ働いていく上で、現場での連携を大切にしながら、成長し続けたいと思います。今回の見学は、航空業界で働く全ての人の努力とチームワークの重要性を改めて実感する貴重な経験となりました。
これから、学生たちは就職活動に本格的に取り組んでいきますが、関西国際空港でのチェックインカウンター見学を卒業後のキャリア選択の参考にしてほしいと思います。この度、非常にご多忙であるにも関わらず、チェックインカウンター見学の機会を提供して下さったチャイナエアライン関西空港旅客サービス部の皆様、藤田伸明氏に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(眞島 淳)
神戸で中国語を学ぶ:神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部