English Course英語コース
【ウィズコロナ活動報告 4年次生 嵯峨 奈津美さんより】
2020.11.26
英語コース 嵯峨 奈津美さんの活動報告が、過日(2020年9月16日)大学HPに掲載されました。GC学部内HPでもご紹介させていただきます。
コロナ禍で海外に行ったり、海外の友人と交流したりすることも難しくなったのが残念です。日本にいる外国人と交流する仕事を目指して勉強してきた私にとって、英語のスピーキングとリスニング力を伸ばすのに一番役立ったのは学内の英会話学習施設「English Plaza(い~ぷら)」です。オンライン利用に変わってからもよく活用させてもらいました。英会話学校に通うと高額なのに、私たちは無料で利用させてもらえるのですから。8月末には「夏のい~ぷらオンラインイベント」で高校生と交流する機会があり、オンラインで英語を話すという難しい試みに積極的に取り組もうとする高校生の姿勢が刺激になりました。ネーティブスピーカーの先生に英語で質問するチャレンジをした経験を通し、英語が伝わったことの喜びや英語で話せている実感を味わってもらえたとしたら、とてもうれしいです。
◆高校生に話した三つのこと このイベントで先輩として、私は大学生活で最も印象に残っている三つのことを紹介しました。一つ目は、昨年、英語を勉強しながらレストランで働いたカナダのアルバータ州・カルガリーであったイベントで友人と「よさこい」を踊ったことです。踊りは初心者なのですけど、にぎやかなパレードに参加しました。休学して9カ月間ワーキングホリデー(※末尾に注)で滞在したのは3年次生前期のカルガリー大学へのセメスター留学時に英語力が足りないと感じたからです。働いたレストランは日本人のオーナーで、とても厳しくて皿の出し方など毎日怒られてばかりでした。でも、お客さんとの会話などで異文化を理解する、生きた勉強になりました。 二つ目は「い~ぷら」利用と2度の留学、ワーキングホリデーを経験したこともあり、1年次生で400点台だったTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)の点数が帰国後は815点に上がったことです。三つめはボランティア活動支援室学生スタッフ広報班として、たくさんのボランティア活動に参加できたことです。被災地に行ったり、子どもたちと一緒に遊んだり、医療班主催の高齢者との交流活動にも参加したりしました。充実した学生生活でしたが、コロナ禍で一変したことも事実です。
◆アルバイト先も休業に まず、1年次生のころからアルバイトしていた百貨店が4~5月の約1カ月間休業になりました。生活費を補うために近所のスーパーマーケットで早朝の商品出しアルバイトを始めました。今は百貨店とスーパーで朝夕、アルバイトしています。神戸から片道3時間かかる兵庫県北部の実家に帰省できなくなったのもつらいです。今年は取得すべき単位も少ないので、もっと帰省できると期待していました。実家には90歳の祖母もいますから感染のリスクを考えるとお盆も帰省をあきらめざるを得ませんでした。ビデオ通話で顔は見ることができますが、祖母の手料理が食べたいとか畑仕事の手伝いをしたいとか、希望がかなえられずにいます。 就職活動も苦労しています。目指していた観光業界は業績悪化で採用があまりありません。対面での会社説明会も軒並み中止になりました。オンラインの説明会はありますが、会社の雰囲気も分かりませんし、「この会社に入りたい」と気持ちが高まりにくいです。県外での就活は難しいので県内就職に切り替え、志望業種も変更しました。大学キャリアセンターのウエブ面談ではパソコンの前で泣きながら相談に乗っていただいたこともありました。次第にやりたいことや自信がなくなっていくことが恐いです。
◆卒業までにTOEIC900点を目指す 今は長期的なビジョンを忘れずに当面の就職活動をしています。英語力を落とさないようにするには努力するしかありません。大学卒業までにTOEIC900点を目指すという目標もあります。前期は大学には通学できず残念でした。そんな状況でも、他国の学生とのオンラインでのセミナーや交換留学生とのオンライン交流会、来日できない客員教授との交流会など、英語学習や国際交流の機会を与えてくださっている国際交流センターの皆さんには感謝しています。 ※注 ワーキングホリデーとは、2国(地域)間の協定や取り決めに基づき、青年が相手国(地域)で休暇を楽しみながら、滞在資金を補うために一定の就労を認める制度
神戸で英語を学ぶ:神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部