「第８回阪南大学模擬国連（HUMUN）2025」が12月12～14日に大阪府松原市の同大学で開催され、グローバル・コミュニケーション学部英語コースの荒島千鶴教授ゼミ生、マスティーニコラス講師ゼミ生などが英語のみで進行する議場「英語ルーム」に参加しました。

参加者は国連加盟各国の大使役として、SDGs（持続可能な開発目標）＃８（目標８）「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する 」を国際的に達成するための政策を、他国大使役の阪南大学の学生と議論し、革新的な解決策を導き出しました。

３年次生前期にセメスター留学から帰国後、荒島教授やマスティー講師のゼミで国際問題について学び、担当国の働きがいや経済成長に関する課題と大使役として担当する国の政府の対応策、国際課題解決のための政策をあらかじめ考えていた４年次生の中尾寛太さん、牧田綺姫さんと３年次生の重廣瑠夏さん、茂木大河さん、谷垣華英さん、豊原麻奈香さん、寺口春陽さん、石田のどかさんと、英語模擬国連への参加が３回目となる英語コース３年次生の田中葉菜さん、２回目となる英語コース１年次生の藤野陽香さんは、率先して議論に参加しました。

特に積極的・友好的に議論に参加していた藤野陽香さんが、英語ルームで「ポジティブ・インパクト賞」を受賞しました。

参加した学生の感想は以下の通りです。

藤野陽香さん「普段の生活では英語を使って議論する機会がとても少ないので、貴重な体験ができてとても楽しかった」

谷垣華英さん「初めての参加で不安を感じたり、発言に自信がなかったり、英語でうまく伝えられなかったりと悔しさやもどかしさを沢山感じました。しかし、同時に3日間とても楽しさも感じました。みんな思っていることは違うけれど、同じように難しさやしんどさを共有できたことで、最初に比べて笑顔や会話も増えいい関係になれたと思います。この3日間を通していろんな人に助けてもらって完走することができて本当に達成感とやりがいを感じました。課題もたくさんありましたが参加して良かったなと思える3日間でした」

田中葉菜さん「初めてHUMUNに参加させて頂きました。今回の参加を通して、模擬国連の流れや解決案作成の進め方についてより深く知ることができました。お陰様で、参加することそのものを楽しめました！

今回は「持続可能な経済成長」が主なテーマでしたが、経済分野に関する知識が足りなかったことから、リサーチや模擬国連内での話し合いで苦戦する時もありました。しかしその分、自分の視野が広がり、担当国や経済分野への関心も高まりました。

留学前と比べると、英文の読むスピードが速まり、使える語彙の数も増えたことから、より細かい内容を調べられるようになったと感じます。これまで、模擬国連には過去に2回参加させて頂いた経験がありますが、毎回、話し合いのテーマもさまざまである為、英語力以外の知識も身に付けられています。また、国内外問わず、参加者との繋がりを築けた点も良かったです。一方、話し合いについては、自信のなさから自発性が足りないという点が改善点だと感じる為、次回参加させて頂いた時には、改善されているように努めたいです。今後も、大学卒業までにできる限り参加し、交渉力や課題解決力を培いたいと思います。ありがとうございました！」

重廣瑠夏さん「何もしないよりは、このようなイベントに参加してGC学部生であるという意識を持つ機会があった方が、良い大学生活を送れていると思えると思います。」

豊原麻奈香さん「 HUMUNの3日間は英語での会議や発表の連続で、毎日とても大変でした。特に英語での会議では、細かな認識の違いから議論が停滞する場面があり、ブロック内の全員が共通の理解を持って議論を進めることの難しさを実感しました。しかし、認識の違いを一つ一つ整理しながら議論を重ねたことで、最終的には良いプレゼンテーションを行うことができました。また、私は議論の中で自分の意見を発信することがあまり得意ではありませんでしたが、国の代表者であるという自覚を持ち、積極的に発言することを心がけたことで、発言することへの苦手意識が和らぎました。HUMUNでは自分に何が足りないのかを見つめ直すと同時に、成長を実感することができ、本当に参加して良かったと感じています」

中尾寛汰さん「今回の活動を通じて改めて世界のことを考えることができ、とても良い経験になった」

神戸で英語を学ぶ：神戸学院大学　グローバル・コミュニケーション学部
https://kobegakuin-gc.jp