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「神戸フィルムオフィス」設立25周年記念特別上映会でGC学部の仁科ゼミ生が「少年H」を鑑賞し、撮影監督らと懇談しました

2025.11.12

神戸市のフィルムコミッションとして撮影場所の紹介などのサービスを提供している「神戸フィルムオフィス」設立25周年記念の特別上映会が10月25日、OSシネマズ神戸ハーバーランドで開かれました。グローバル・コミュニケーション学部英語コース仁科ゼミ生が招かれ、上映された作品「少年H」を鑑賞しました。

撮影監督の会田正裕さん(後列左から4人目)らと記念撮影する仁科ゼミ生

神戸出身の作家、妹尾河童さんの自伝的小説を映画化した作品で、水谷豊さん、伊藤蘭さんが主演し、萌黄の館、旧居留地などでロケした神戸ゆかりの映画で、上映後に撮影監督の会田正裕さんらによるトークショーがあり、楽屋でも仁科ゼミ4年次生の森分美和さんと2年次生の前谷優衣さん、池田可憐さん、姜妃芽夏さんが会田さんや映画コメンテーターの津田なおみさんらと懇談し、映画撮影に関わる資料の一部を見せていただく機会を得ました。

以下は森分さんの感想です。

「『少年H』を鑑賞し、一番印象に残ったことは、戦時中で、したいことができない、言いたいことが言えない状況です。描きたい絵を描いてもバカにされ、侮辱される。仏教以外の宗教を堂々と信仰できない、誇りを持っていた洋服作りも思うようにできない。はがゆさと同時に、多様な意見、考えが認められている今の時代に生きている私は、あまりに自由で、改めて感謝して生きていくべきだと感じました。最後の不死鳥の絵のシーンからは、戦後の人たちが前を向いて、立ち直ろうとする希望と温かさを感じました。今でも、自然災害や戦争の影響を受けている地域もあります。誰かの生死が関わるようなことが起きた時、前を向くためには、不死鳥のような少しの希望を持つことが大切だと思いました。会田撮影監督らとの質疑応答では、小説から映画にする際にズレが生まれないように、映画に関わった方々が、『(舞台設定)当時の気持ちを忘れないように』と常に考えながら制作に取り組まれたとお聞きしました。登場人物と同じような気持ちで映画を見ることができたのは、そうした背景があったからなのかもしれないと思いました」

撮影監督の会田正裕さん(中央)らによるトークショー
特別上映会の会場