現在のご職業について、またその仕事を選ばれた理由を教えてください。
建築会社の不動産部門にて、土地や建物の売買および賃貸業務に従事し、多様な業務に携わっております。コロナ禍で進路を再考し、地元で信頼のある企業に就職しました。人と地域をつなぐ仕事にやりがいを感じております。

留学が始まるとスピードの早い英語についていくことが大変だったとお伺いしましたが、どのように慣れていきましたか。
先生やクラスメートに積極的に質問し、耳を慣らすことや授業の後に復習する習慣をつけたりしながら、少しずつ慣れていくことができました。完璧ではなくても、「まずやってみる」ことの大切さを実感しました。留学を通して、自分から話しかけたり、意見を伝えたりすることに対して前よりも積極的になれたと思います。ちょっと勇気がいる場面でも、「とりあえずやってみよう」と思えるようになりました。また、いろんな国の人と接する中で考え方も広がって、周りと比べすぎずに、自分の感じ方やペースを大事にできるようになった気がします。留学前よりも、今の自分を好きになれたのは大きな変化でした。

授業ではどんな力が身につきましたか。
もともと人前で話すのがあまり得意ではなかったのですが、英語でのプレゼンテーションをする機会が多く、発表や準備を重ねる中で、「どう伝えたらわかりやすいか」を意識するようになり、話すことへの苦手意識も自然と薄れていった気がします。振り返ると、自信を持って人前で話せるようになるきっかけになった授業でした。

また、ゼミ活動の一環で留学中に現地の方に調査する機会がありました。カナダの人々に旅行に関するアンケートを行い、その結果をもとに自分たちで旅程を立て、実際に観光を体験するというプロジェクトに取り組みました。

調査内容がリアルに反映されているかを現地で確かめることができ、学びながら楽しめる貴重な経験になりました。データ収集から企画、実行までを自分たちで進めたことで、観光の魅力や奥深さをより実感できたと思います。

在学生に一言お願いします。
今やりたいことがあるなら、ぜひ思いきって挑戦してみてください。うまくいかなくても、その経験があとから自分の強みになることって本当に多いです。
学生のうちは、いろんなことにチャレンジできる貴重な時期だと思います。失敗を恐れず、たくさんのことを経験して、自分の世界を広げていってほしいです。