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GRADUATE卒業生の現在

相手の立場になって物事を考える

2025.10.27

トヨタ

英語コース 2023年卒業 片山 省吾 さん

現在のご職業について、またその仕事を選ばれた理由を教えてください。
現在はカーディーラーで営業職として働いています。もともと「営業の仕事をしてみたい」という思いがあり、その中でも車の営業に興味を持ちました。自分がどれだけできるのかを試してみたい、挑戦してみたいという気持ちから、この仕事を選びました。

お仕事をしていて、どんな時にやりがいを感じますか。
「今日は買うつもりじゃなかったのに」と言いながら車を購入してくださったお客様の言葉を聞いたときが、一番やりがいを感じる瞬間です。その時は思わず「やった!」という気持ちになりますね。自分の提案や接客を通じてお客様に満足していただけた時の喜びは格別です。

現在のお仕事の特徴を教えてください。
この仕事の特徴は、販売して終わりではないところだと思います。納車後も定期点検やオイル交換、車検などでお客様と継続的に関わります。時には「パンクしちゃったんです」「エンジンがかからないんです」といった連絡をいただくこともあります。その都度対応しながら、お客様と長くお付き合いできるのが、この仕事の魅力です。

イレギュラーな事態に直面したとき、どのような心構えで対応されていますか?具体的なエピソードがあれば教えてください。
お客様からトラブルの連絡をいただいた際は、まず「お客様の立場に立って話す」ことを大切にしています。例えば、現場に駆けつけて修理する前に「大丈夫でしたか?」「エンジンがかからなくて不安でしたよね」といった一言を添えるようにしています。そうすることで、単なる営業マンではなく“信頼できる身近な人”として接していただけるようになります。その積み重ねが「次も片山さんから買いたい」というつながりにつながっていると感じます。

今後、目指しているキャリアステップや目標があれば教えてください。
直近の目標は、新人賞を取ることです。同期が約20人いるのですが、入社1年目から2年目の間にどれだけ販売できたかで評価される賞があり、それを目指しています。同期の中で一番になりたいという思いで、日々努力しています。

セメスター留学のご経験について教えていただけますか。
イギリスのケンブリッジに留学していました。観光ではなく、現地での生活そのものを体験できたことが何よりも楽しかったです。まるで半分イギリス人になったような感覚でした。現地での暮らしを通して、文化の違いや多様な価値観を実感できたことが印象に残っています。

GC学部で学んだことの中で、現在活かされていると感じることはありますか。
ゼミではプレゼンテーションの機会が多く、人前で話す経験をたくさん積むことができました。どうすればうまく伝わるか、どうすれば聞き手に興味を持ってもらえるかを考えるうちに、表現力や伝える力が磨かれたと思います。社会人になってから、「あの経験が今に生きているな」と感じる場面が多いです。営業の仕事ではコミュニケーション力がとても重要なので、大学でのプレゼン経験は大きな財産になっています。

最後に、学生たちに向けてメッセージやアドバイスをお願いします。
私が大切にしている言葉は「すべてはタイミング」です。
就職活動でも、たまたま見た求人サイトで応募して、それが自分に合う職場だったということもあります。どんな出来事にもタイミングがあると思うので、「やってみたい」と思った時にすぐ行動することを大事にしてほしいです。思い立ったら即行動――それが、自分の可能性を広げる一番のきっかけになると思います。

社会の第一線でさらに飛躍

成長
ビジョン
プレゼン力がコミュニケーション能力に一番生きています