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GC学部の谷口真由美客員教授が人権について多角的な視点から講演しました

学部|2024.05.28

グローバル・コミュニケーション(GC)学部客員教授の谷口真由美さんの講演会が5月21日、ポートアイランド第1キャンパスで開かれ、法、現代社会、GCなど各学部の学生、教職員、一般の皆さんら多数が参加しました。司会は谷口客員教授の長年の友人でもあるGC学部の荒島千鶴教授が務めました。

谷口客員教授は国際人権法学者で、マスメディアでも知られる文化人タレント。「人権について、改めて考えてみましょう」と題し、知られているようで、よくは理解されていない人権について改めて考える内容でした。

■思いやり、優しさ、いたわりで十分か
谷口客員教授は「人権」とは何かと学生に問いかけ、多い回答として、①人間が生まれながらに持つ権利②思いやり、優しさ、いたわり――を挙げました。①は広辞苑型回答、②は抽象的・心情主義的回答だとして、それぞれの不十分さを指摘しました。

①は「生まれながら」というのがどの時点を指すのかが不明であり、具体性に欠ける欠点があり、②は思いやりや優しさがあるからと言って差別をしないわけではなく、人が思いやりや優しさを示すのは「自分の仲間」だけだと問題点を挙げました。「気に入らない人には差別的な扱いをする」ことにもつながる側面があることも指摘しました。

■「Human Rights」は複数形で具体的なもの
「人権」は英語では「Human Rights」と複数形。具体的で、数えられるものだとし、世界人権宣言には1条から30条までそれぞれ具体的な権利が記されているとしました。「権利の上に眠る者は保護に値しない」というローマ法の時代から伝わる法格言も紹介し、「人権を知らないと、生きていくうえで損をします」と、警告しました。

また人権侵害の最たる例の一つは「奴隷」ですが、歴史的に終わったわけではなく、「現代奴隷」が存在するとの指摘もありました。例えば、高金利の借金が支払えず、家族全員が低賃金で働き続ける人たちなどは「現代奴隷」の状態で、世界に5000万人もの犠牲者がいるとの話はショッキングでした。

■「男尊女卑」の親族にどう対応すれば…学生が質問
学生から「働く中で、人権侵害の場面を見たり、自分が被害者になったりした時にどこに相談すればいいのですか」との質問がありました。谷口客員教授は「企業はハラスメント対策の窓口があります。就職後の新人研修で教えられることです。個人商店などに就職して相談窓口がない場合は、役所の無料相談などを利用してください」と答えました。

別の学生は「親族が男尊女卑の家系で、『女は早く結婚して子どもを産め』と言われます。どう対応したらいいですか」と質問しました。谷口客員教授は「相手がどういう人かによりますが、大学でこう習ったけど、その考え方はおかしいと思うと言うのも一つです。流行しているドラマや映画に引き寄せて言うことも一つです」と答えました。

「人権について、改めて考えてみましょう」と呼びかける谷口客員教授
谷口客員教授の講演を聴く参加者
時に口調も厳しく…講演する谷口客員教授

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