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中国語コース

成長著しいアジアで中心的役割を果たす力を、少人数環境などで着実に育みます。
中国はもちろん、その他の国々においても、中国語を活用するコミュニティは数多く存在します。本コースではそのような人たちと、ビジネスなどのコミュニケーションを円滑に行う力を磨きます。
1学年30名という少人数の環境に加え、半年間の全員留学などのカリキュラムを実施するほか、中国語検定試験などの対策演習も行います。
学びのモデルケース
民間企業で国際的な活躍を目指す!
中国語力をビジネスの現場で生かすことを想定したカリキュラムを履修できます。
「中国の歴史と国際関係」「中国の政治と経済」「ビジネス中国語」などの授業により、中国の社会と文化を理解し、ビジネスコミュニケーションのスキルを磨くことができます。
文化と言語の関係を追求する!
中国語という言語や華人の文化について学問的に探究するカリキュラムを履修できます。
「中国語研究」「中国の古典と伝統」「中国の文化」などの授業を通して文化の深みに触れ、さらに卒業研究で自分の関心分野を突き詰めて探究していくことができます。
4年間の学びの流れ
1年次
中国語をはじめて学ぶ人を対象に「中国語会話」「中国語読解」「中国語表現」の3つの授業で「聞く・話す・読む・書く」の4技能を総合的に、バランスよく身につけていきます。
2年次
実践中国語クラスを複数開講。「中国語プレゼンテーション」では、学外のスピーチコンテストへの出場を目指します。またゲストスピーカーを招いてのワークショップも実施します。
3年次
中国の大学への海外研修(留学)を実施。帰国後はフォローアップの授業でふり返りを行います。また「ビジネス中国語」ではビジネス現場の実用文書を作成する訓練を行います。
4年次
「中国語検定対策演習Ⅳ」ではHSK(漢語水平考試)の検定対策を徹底的に実施。また4年間の学びの集大成として「卒業プロジェクト」に参加。3コースのメンバーで協働します。
中国語能力の達成目標
  • 中国語検定2級
  • HSK(漢語水平考試)5級(高級)

教員メッセージ
大濱 慶子 教授
[担当科目]中国語コース入門/中国語読解Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ/グローバリズムと言語/翻訳の方法Ⅰ・Ⅱ/中国の社会と教育 など
先生はどんな経歴をお持ちですか?
私はまだ中国語の学習者が少ない時代に、中国語を学ぶ道を選択しました。1995年に中国・北京師範大学に留学し、博士号を取得し、1999年から2011年までは中国で翻訳の仕事をしていました。
私が中国に滞在していた17年の間に、江沢民政権から胡錦濤政権に代わり、中国はグローバル化のうねりの中で大きな社会変動を起こしています。その激動の時代を、中国内部で体験したことは私の大きな財産です。
学生に身につけてほしいのはどんな力ですか?
中国には56の民族があり、13億人以上が暮らしています。このとてつもなく大きな社会を自分なりに捉える視点を、学生の皆さんに身につけてほしいと考えています。
私は、自分自身が実際に中国で体験してきたことをお話しながら、一般的な観点では見えない中国を「見る」方法を伝えたいと思います。
留学を通してどんなことが学べると思いますか?
留学はとても貴重な機会です。そこにあるのは「異質な文化」であり、視野が大きく広がり、その文化の中で「マイノリティ(少数派)」として過ごす日々は、確実にあなたを成長させるでしょう。
異文化の中で生きていくためには、まず個性が重要な意味を持ちます。相手を受け容れる柔軟性や適応力も求められます。そしてあなた自身が、つねに自分を見つめなければなりません。日本とはどんな国か、自分はどんな人間か。そういうことをつねに問い続けるからこそ、留学を通して人は大きく成長するのだと思います。
先生ご自身は新学部にどんな期待を寄せていますか?
国際都市神戸は、中国とも非常に関係が深い土地です。この場所で中国について学ぶことは非常に価値があるのではないでしょうか。私は神戸に埋もれている中国との関係史にもスポットを当て、そこから何か新しい中国との関係を、コースの学生とともに構築できないかと考えています。
また、新学部は3コースで協働して作り上げる学びの場です。ほかのコースの学生たちとの相乗効果が、グローバル・コミュニケーションの学びをより深めてくれることでしょう。